ネオキャップ・ビムラー矯正とは
ネオキャップ・ビムラー矯正とは、「ネオキャップ」という取り外しのできない装置と、「ビムラー」という取り外しのできる装置を併用することで、歯の表面に矯正装置を着けずに歯並びを整える治療システムです。正しい噛み合わせを確立させて、お子さんの健全な発育を促すとともに、いびきや慢性鼻炎などの予防にもつながります。
下の前歯4本、上の前歯2本が生え替わった頃がベストなスタート時期で、お子さんの成長、発育に合わせて治療することで、大切な歯を抜かない矯正を実現することができます。
また、乳歯のあるお子さんの場合は、永久歯に生え替わるまで、当院でフォローさせていただいております。乳歯が大人の歯に替わるまでの4年間以上、装置を装着していただきます。その間、スタッフ一同が、お子さんと保護者の方との二人三脚で共にゴールを目指していきます。
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「ネオキャップ・ビムラー矯正のご案内(1:02)」
カウンセリング、検査、治療説明
小児と成人の矯正の最も大きな違いは、お子さんの成長を利用できるか否かという点にあります。さらに、ネオキャップ・ビムラー矯正では、抜歯のリスクが大幅に減少しますので、早期の治療開始が望まれます。
カウンセリング
お子さんの現在のお口の状態をしっかりと把握します。矯正治療の流れやお子さんの将来のリスク、治療の方法、期間、費用などを丁寧にお伝えします。
検査・資料採り
レントゲン撮影を行って、顎の大きさとズレ、顎の形、口元のバランスなどを正確に診断します。また、型採り、顔貌写真の撮影、口腔内写真の撮影を行って、治療前の状態を記録します。
ネオキャップ矯正装置の装着
出来上がった「ネオキャップ」矯正装置を装着していただきます。これによって口腔内は広くなり、舌が動きやすい空間が生まれます。
ビムラー矯正装置の製作
「ネオキャップ」を装着して数週間過ごしていただいた後、再度型採りを行って、「ビムラー」矯正装置を製作します。
ビムラー矯正装置の装着
「ビムラー」を就寝時に装着して、寝ている間に唾を飲み込む動きを利用することで、ゆっくりと歯が動いていくようになります。
治療中のむし歯予防
装置を装着したときより、歯磨き指導、口腔内洗浄、フッ素塗布を行い、治療中のむし歯の予防に努めます。
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「カウンセリング、検査、治療説明について(2:04)」
ネオキャップ・ビムラー矯正法について
ネオキャップ
機能的矯正装置で、白い樹脂でできています。「ネオキャップ」を入れることで広くなった口腔内では、舌は動きやすく、そして力が強くなっていきます。いわゆる「舌の筋トレ」ということができます。その力で歯並びが広がり始め、頬や唇の力もついてくることで、舌圧と頬圧のバランスがとれた位置に歯が移動していきます。
ビムラー
レネオキャップに加えて、「ビムラー」装置を装着します。ネオキャップを装着することで、歯のロックがはずれて歯が動きやすくなり、「ビムラー」が効果的に働くようになるのです。お子さんの状態に合わせて月に一度矯正装置を調整することで理想の歯並びを目指します。
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「ネオキャップ・ビムラー矯正法について(1:31)」
当院からのメッセージ
私たちは、お子さんの成長とともに笑顔に自信を持ってもらえるよう、矯正治療を通じてお手伝いをさせていただきます。ご存じのように歯並びは、むし歯や歯周病などにも影響を与えるため、矯正治療に最適な時期を逃さずに治療を始められるよう、早期の検診をおすすめします。
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「当院からのメッセージ(1:01)」